年齢 | 34歳 |
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身長・3サイズ | T162 ・ 82 (C) ・ 58 ・ 83 |
この業界において一番難しい事。
それは“フツーの主婦”でいるということ。
面接を終え、日を改めて写真撮影に訪れた彼女は、華奢な肢体を健康的な小麦色の肌に変えていた。
それはあくまで“見かけ”やこの時期ゆえの“個性”といった“ファッショナブル”に偏ったものではない。
「ついつい子供達とはしゃぎすぎちゃって・・・」
と、はにかんだ笑顔は可憐で、母性を伺わせる優しさの象徴だった。
そして、波間で子供達と水しぶきをあげる人妻が焼き付けた水着の跡。
他人に魅せる為ではないその無防備な夏の印(しるし)は、不完全な生々しさがあり、どこかしら征服欲をかきたてる隠微な魅力に満ちていた。
彼女は、大人しく控えめでいながら、バイタリティに溢れている。
“主婦”というかたわら、お子様の学校のPTA役員を務め、更に週3日、某テレビ局で事務職をこなしている。
彼女を表現するなら、華奢で可憐。
ただ女性というものは数々の顔を持つうちに奥に秘めた強さ、秘密をまとう妖しい引力を身につける。
主婦として子育てと家事に追われつつ、フィクションとノンフィクションがリアルに入り混じるテレビ局に勤める彼女。
自分にも、もう一度女としての潤いを求めたいという甘い欲望に、また別の顔を持つ事を決意。
恥じらい、初々しさ、不安と期待。つかの間の愛欲に酔いしれる。
不倫というスパイス以外に多くの味付けはいらない。
それが人妻というカテゴリーの醍醐味だと思う。