「性売買特別法」施行後、韓国内の規制が厳しくなったことで、日本や米国をはじめとした海外へ「遠征売 春」をしに出かける韓国女性が増加しはじめた[36]。
2006年の米国ではロサンゼルス警察局の関係者によると、毎月逮捕される売 春女性のうち、9割が韓国人であることが伝えられ[37]、2008年には韓国政府関係者によると日本で働く売 春婦は3万人にのぼるとされ、それを追いかけて韓国人ホストも毎月100人以上が日本へ上陸していると報じられた[38]。2013年には、2010年に女性家族部への国政監査で金玉伊議員(女性家族委員会所属)が韓国外で売 春をする韓国女性は日本に約5万人、オーストラリアに約2,500人、グアムに約250人とみられ、全世界では10万人余りと主張していたと報じられた[39]。また同記事では、ソウル大学国際大学院のチョン・ジェウォン博士による報告における韓国外での韓国人客に対する韓国式風俗店の広がりや、米国における外国人売 春婦の割合も掲載されており、1位は韓国人で23.5%、2位はタイ人で11.7%という結果も掲載している。
売春を行う女性は、古くから存在する職業とされる。職業とは、ヒトのみが行う社会的かつ文化的営為であり、富、付加価値の交換により形作られる経済活動の手段としては、売春がやはり人類最古の職業の一つである。 現代の売春とは取引契約に基づくものであり、売春の歴史とは売春仲介の歴史でもある[3]。また、売春という職業が成り立つ為には、貨幣経済の浸透と、家父長制や嫁取り婚が成立していないといけない。ヨーロッパでは古代ギリシャ以降になる。 |